文部科学省が不登校の子ども増加への対応施策を検討すると報道されました。
学校に行けない,行かない子どもに学習権などをはじめとする子どもの権利を保障することはとても大切です。
大臣のコメントではいくつか想定案が示されています。
正直,どれも?という感じを禁じ得ません。
「学校に行けない,行かない子を少なくする」ことばかり考えているような気がします。
学校という枠組みに,いかに子どもを誘導するかという発想でしょう。
一部の大人の都合です。
おそらくその視点で進んでいくと,学校に行けない,行かない子は今後も増えていくことでしょう。
多くの施策を講じ,たくさんのお金を使っても,その子どもの最善の利益には近づけないと思います。
それは対象とする子どもの状況がとらえきれていないからです。
国だけでなく,都道府県や市区町村の教育行政でも同じことがいえると思います。
教育行政や教育機関ではないところにいると,学校に行けない,行かない子どものいまある姿や気持ち・考えが少し見えてきます。
子どもが語ってくれるからです。
調査やIT機器でそれに迫ろうとすること自体がそもそも…。
一部の大人の都合
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